いつかやろう、時間ができたらやってみたい。
そんな「やれたらいいな」って思うリストはありませんか。
私にとってそれは、「ある国家試験への挑戦」でした。
老化による記憶力とやる気の低下にあらがった約2か月の様子をお届けします。
そうだ、国家試験に挑戦しよう
今年に入って「何か新しいことに挑戦したいな」と思った時、出てきたのが
情報セキュリティマネジメント試験に合格すること
でした。
実は数年前にこの国家試験に2回挑戦して合格できず、「もういいや…」とあきらめていたものでした。
そもそも非IT職で、これからもこの仕事に就く予定がないのにもかかわらず、なぜ受験を考えたかというと、
40代から始めるデジタル終活をやりたい
片付け講座の1つで提供できたらいいなと考えていて、知識と実践を深めるために必要な学びはないか探していた時にこの「情報セキュリティマネジメント試験」を知りました。
合格できずにいたのが自分の中でちょっと心残りになっていたようで、
よし、もう一回いくぞ!
今年に入って受験することを決めました。
今回は学びを深めるために、レベル1の「ITパスポート試験」を受けて合格したのちに「情報セキュリティマネジメント試験」を受けることにしました。
どんな国家試験?
ITパスポートとは?
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITパスポート試験 iパスとは
具体的には、
・新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)
・新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識
・経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、
・IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、
・プロジェクトマネジメントの知識など
幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
出題範囲が幅広すぎて覚えるのが大変…!
試験は100問2時間のCBT方式。
「ストラレジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」それぞれに最低得点数が設けられていて、全体で600点以上取れば合格です。
情報セキュリティマネジメントとは?
情報セキュリティマネジメント試験は、
引用:情報セキュリティマネジメントとは
情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。
情報セキュリティマネジメント試験の範囲は、大きく分けて次の2つの科目があります。
- 科目A: 情報セキュリティの基礎知識、情報セキュリティ管理の実践規範、各種対策、情報セキュリティ関連法規、ネットワーク、システム監査、経営管理など、幅広い分野の知識が問われます。
- 科目B: 業務の現場における情報セキュリティ管理の実践力が問われます。情報資産管理、リスクアセスメント、IT利用における情報セキュリティ確保、委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練など、具体的なケーススタディを通して、実践的な知識が求められます。
全部で60問、試験時間は120分。
CBT方式で、試験会場のPCよりぽちぽちと回答を選んでいきます。
1000点満点で600点以上で合格です。
情報管理やITセキュリティについてより深く問われます
どんな風に勉強した?
試験1か月前~
試験用のテキストを1冊買って、1章ずつ読み進める。10~15分程度で終了
試験2週間前~
分野別過去問題2000問程度を解いていく。
テキストに載っていない語句を付箋に書いてぺたぺた貼っていく。
試験1週間前~
再度10年分の過去問を解いたり、用語を記憶したり、全体の流れをつかむ
試験当日
間違えたりよく理解していないところを中心に見直して試験にのぞむ。
国家試験の合否は
ITパスポート試験も情報セキュリティマネジメント試験も、試験終了後にPCモニターに点数がでます。
どちらも600点以上で合格です。
私の点数は…、
本当に覚えられなかったし(涙)、何度も同じ問題で間違えたり、あえて見送る分野もありました。
どちらも点数を見たときは、ちょっと泣いてしまいました…。
7月上旬にITパスポート試験に合格し、8月11日に情報セキュリティマネジメント試験に合格しました。
短期集中で望む結果が得られて、本当に嬉しかったです。
受験して思ったこと
受験してみてどうでしたか?
失敗するかもしれない挑戦を最初からしない選択肢もありましたし、この国家試験に合格した所で即収入になるものでもありません。
でも、学ぶことの楽しさや緊張して吐きそうになる感じは、やってみたからこそ得られた自分だけの経験になりました。
そして、試験を通じて、いろんなことが学べたし生かしていきたいことも沢山得られました。
元気に動けるうちにやりたいことはやっとこう。
いい結果に繋がらなくてもワクワクするならそれでいいじゃん☺
後悔ない人生を。
これからも、私らしく。