体調の変化を感じた45歳。
日々穏やかに老化が進むからだは、メンタルにも変化をもたらしました。
いきなりですが、今年のテーマは「追わない」。
結論から言うと「追いたくても追えなくなる」、それが今回のお話です。
いい意味であきらめてます
以前は「めちゃくちゃ追う」でした
完璧主義で白黒つけたがる、他人にも自分にも厳しい。
そんなタイプだったので、時間にルーズだったり、返信が遅い人に対してはものすごく怒りを感じることが多かったです。
社会人としてどうなのよ!相手があるのに失礼でしょ!
怒りの感情はメンタルを削がれます…
結構バッサリ関係を終わらせる、みたいなことも多々ありました。
この極端な性格で、失ってきたものも多かったように感じます。
いつの間にか追えなくなった
ただ、ここ数年体調の変化で体力の衰えを感じるようになると、同じように時間に遅れたり返信が遅い人に対しての考えの変化が起こるようになりました。
「この人はルーズなんだな」
「返信遅いんだ、この人」
事実だけを受けとめるようになり、そこに怒りや不満が起こりにくくなったんです。
そこにエネルギーが割けない。
そして、やりたいことは別にあって怒り続けるのは私の本当にやりたいことじゃない。
人生の優先順位が変わったんですね。
それは「人生の終わり」を感じたことも大きかったです。
いつか人生を終えるから
人生を半分すぎて、これからどう生きていきたいかと考えるときに
「もう怒ったり、自分にたいしてダメ出ししたり、自己犠牲は飽きた。心の底から飽きた!」
そう自分の本音が出てきました。
残りの時間は、私も相手も地球にもできるだけ優しくしていきたい。
そう人生の指針が決まったことで、怒りポイントに対する対処法も決まりました。
怒りに満ちた人生なんてまっぴらごめん。
いつか人生を終えるときに、いい思い出だけを上書き保存して旅立ちたいから。
怒りに対する対処法
イイ人でいたい、私さえ我慢すればという自己犠牲を抱えると、なんで分かってくれないの!と怒りにつながるので、
我慢せず自分はどうしたら良しとするか考える
ことにしました。
相手にも何かしろ事情がある。
いわないだけで、見えているものがすべてでがないことを踏まえたうえで、
・期日内までに返事がない場合は、なかったものとすることを事前に伝えておく
・返信が遅い場合は、前もっていつまでに返事を欲しいことを伝えておく
そう決めておくことで、仕事において淡々と行動できるようになりました。
相手がルーズな人でも会いたければ会えばいいし、会いたくなければ連絡しなければ自然とご縁は途切れます。
限られた人生の時間をどう使うか。
そう思うと、無理も我慢もしてる暇なんてないなと思います。
年をとることは思いもしない変化をもたらす
体力の衰え、記憶力の低下、動きたくても動けなくなる。
できないことが増えていくことを感じる人生の折り返しで思うことは、いい意味であきらめがつくことです。
自分の中の正義も変わるし、やりたくないならやらなくていい。
リソースが減っていっても、減った中で自分のやりたいことを研ぎ澄ますことで、人生の喜びはずっと続くのではないでしょうか。
あきらめるってネガティブな印象でしたけど、年の功でもあるかもしれませんね
あきらめること、あきらめないもの、その選別も大事です☺
どうせ追いかけるなら、楽しくて心が満たされるものがいい。
あなたが追いたいものは何ですか?